田舎だけど、どこか懐かしい

烟河は、ホテルの名前そのものだが、エリアとしては湯の花温泉ということになる。京都の奥座敷とか、里山の休日、とか。いろいろ売り文句はあるが、一言で言えば日本の田舎そのもの。周囲は、山と川。施設が持つ菜園もある。到着した頃には、日が落ち始め、夜からは雪が降り始めてきた。さすがに寒い。お宿ネット、イチオシの宿。少しわくわくしてきた。

建物は、元々はどこかの保養所だったとかで、そこらの休暇村などよりずっとリッチな造りである。階段も廊下も、とてもゆったりしている。おまけに間接照明が上手に取り込まれていて、幻想的な雰囲気。インテリアのセンスがいいのだろう。壁には、西陣織り?が飾られているし、超豪華とはいかないが、とても垢抜けている。ここまでで既に期待以上。

烟河二階

お部屋は、ほっこりルーム。畳の部屋に少し高めのベッドが入っている。夫婦にはちょうどいい広さである。豪華な部屋には、露天風呂付きのものもあるようだが、今回はこれで十分。

烟河外観

 

お食事は、「はなり」で。ここは最高

ここのお宿は、食事処が二つある。「大地」と「はなり」である。後者は本館の1階にあり、まあ、フロントロビーに隣接していて、アクセスはとてもいい。もう一つの「はなり」は別館。口コミによると、後から建て増ししたものらしい。この「はなり」がいい。別館の渡り廊下は外気にさらされているので、超寒いが中庭に施されたLEDのライティングは、なかなかに美しい。うっすらと積もった雪とブルーの灯り、思わず見とれてしまった。だが、さすがに寒い。急速に冷え込んでいる。

烟河の中庭

烟河の中庭

烟河のお食事処、はなり

 

さて、はなり。何ともはや、豪華だ。部屋の天井が高い。何より、ゆったりしている。これは京都の中心街では無理だろう。隣のテーブルがすごく遠くに見える。席も時間を区切っているのか、それほど埋まっていない。案内係の教育もよく行き届いていて、まるでホテルのレストランへ案内される気分だ。価格から言って、こういう所で食事ができるとは予想外、良い意味で期待を裏切られた。

 

食事は☆☆☆☆☆

食事は最高。前菜から凝っている。素材一つひとつは、高級食材を使っている訳ではない。しかし、とても新鮮で、味付けがいい。お肉も量は少ないが、我々の歳ではこれで十分。ソースは、4種類もあって、塩以外にもオリジナルのソースがとてもおいしい。ステーキ専門店より凝っている。一つお皿が片付くことに、絶妙のタイミングで次の料理が運ばれる。まるで一流ホテル並みだ。温かいものは、温かいままで、冷たいものは、冷たさを失わず・・。見た目、素材、器、調理、味付け、すべて高い次元で調和している。コストパフォーマンスを考慮すると、満点に近い。こんな食事がここでできるとは! 感激した。案内はすべて女性だが、受けOLYMPUS DIGITAL CAMERA答えはとても感じがいい。ここで食事をしているだけで、心も体も元気になりそう・・・。烟河に泊まるなら、「はなり」で食事を予約しないと、意味は半減する。OLYMPUS DIGITAL CAMERA