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01.遙かなる縄文時代

ブリヤード族

インターネット談義を終えて、しばらく縄文時代のお話をしたい。「どうして?」と、思われる読者もおいでるかもしれないが・・ 古い話で恐縮だが、2001年NHK特集「日本人はるかな旅」というシリーズ番組があった。この第一回が8月に放映されたのだが、その中で最も衝撃的だったのは、日本人のルーツの話である。縄文人の歯を使ったDNA鑑定によって、バイカル湖付近に住むブリヤード族が最も日本人に近いことが判明した。DNA一致率は90%である。

日本人のルーツは大陸との交流の中での混血と考えるのが現代の主流である。それにしても原日本人である縄文人がバイカル湖から南下してきたことは興味深い事実である。

日本史上、最も平和な時代は何時だったか?ご存知だろうか。最初に出てくるのは徳川三百年だろうか。元禄に代表される江戸時代は平和の中で、政治の腐敗と、又一方で世界に誇る素晴らしい町民文化を生んだ。「写楽」「北斎」「歌麿」「広重」など、日本人なら誰でも知っている。歌舞伎、戯作、俳諧、浄瑠璃、落語。日本固有の文化はほとんどはこの時代に生まれたか、あるいは大きく開花したと言って差し支えない。文化とは本来平和の中で育ち、光輝くものなのだ。明治という急流が江戸時代のすべてを否定し、その貴重な文化が海外に流失したことは取り返しのつかない不幸だったと思われてならない。そして、今その反動として日本中で江戸時代へ回帰する検定ブームが訪れている。「金沢検定」聞いたことありません?

さて、この平和の時代だが・・実は日本で最も平和が長く続いたのは縄文時代だった。記録が文献上に残るようになってからの歴史を有史時代と呼ぶが、そういう意味では縄文時代は先史時代と呼ばれる物に属する。記録無き時代。しかし、日本人が今よりずっと日本人らしかった時代。その痕跡は驚くほどはっきりとこの石川県に残っている。
金属器、稲作と一緒にやってきた弥生時代。生産の余剰の上に生み出された戦争の時代と言っても良い。紀元前5世紀中頃から、3世紀中頃までの約700年間を指す。それに先立つ縄文時代はその端を1万3千年前に発する。その長さは一万年である。気の遠くなるような時間だ。その間我々の祖先縄文人は心豊かにこの列島に平和で文化的な時を過ごした。彼らは野蛮でも未開でもない。自然を愛し、家族を愛し、そして何より平和を愛した。
縄文語はその形をアイヌ語に留める。その理由は今後に譲るとして馴染の深い言葉のいくつかを紹介したい。能登は「ノッ(あご)」、珠洲は「スツ(岬)」、宇出津は「ウシュリ(小港)」おもしろいでしょう。石川は縄文と弥生の狭間にある地域なのだ。

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