胃・大腸の内視鏡を専門として、地域医療に取り組んでいきます

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石川県歴史博物館

癒しの空間歴史博物館

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自分だけ石川県歴史博物館のとっておきの場所。みなさんにも覚えがありませんか? こどもの頃までさかのぼれば、ふっと思い出す風景が必ずあるはずです。
山道のお地蔵さん、路地に咲いた朝顔たち、何となく立ち止まり、ほっとする。その瞬間、ちょっと幸せな気分になれませんでしたか?
大学生の頃、一番のお気に入りは城内の植物園でした。鬱蒼とした緑に囲まれ、日中でも独特の湿気が鼻の奥をつんと刺激する。見晴らし台のすぐ横手に、崖から一段低くなった踊り場があるのですが、大学へ入って二ヶ月目に発見しました。2メートルくらいの段差です。そこに腰を下ろすと、向かいの兼六園や、下の大通りがそれこそ一望できます。落ち葉の座布団付きの特等席。文庫本があれば、もう言うことなし。
時は流れて、今の私の癒しの空間ですが・・・。それは石川県歴史博物館です。県立美術館の横、本多町の高台に位置します。ここへ時折足を運ぶ最大のお目当てーー縄文時代の遺跡展示と言いたいところですが、違います。実は、二階のキネマシアターが私のとっておきの場所。ここへ来ると、大正から昭和初期の石川に会うことができる。「昭和六年の武蔵が辻」「白山麓の洪水」いろんなボタンが並んだパネル。これらは石川県歴史博物館すべて8ミリのライブラリです。七尾のデカ山(青柏祭)のボタンを押すと、ほら、威勢のいいかけ声と共に、「高沢のろうそくや」が目の前に飛び出してきました。
じっとそこにたたずむ、ほんの数分間。時と空間を超えて、心が旅立っていきます。懐かしさ、感傷・・・よく分かりません。ただ単に年を取っただけかも。でもここにいると故郷にいるような心地よさに包まれます。父が、母が、たしかに生きていた時代。
県立美術館との間を抜けて、本多の森を下りていくと、金沢歌劇座(観光会館)へ抜けることができます。急な坂道では、流れの速い滝が水しぶきを上げて、お供してくれる。ここは、緑と水にあふれた私にとって大切な癒しの空間です。

 

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